2013年5月

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パスコ水滴実験
 

こんにちは~(´∀`)


気付けば前回更新したのが年末でした(;´Д`)=3 フゥ
時が経つのはなんて早いのか。

さて、久しぶりにパスコですが、
最近お客様に、パスコの耐水性についてのご質問をいただくことが多いです。
基本、紙ですので水気には弱いですが、
水滴がついたからと言って、即染み込むということもありません。

ということで、具体的にパスコの水滴実験で見て行きましょう(^ω^)
パスコは、元々の素材の色を活かしたカラーと、
その色に塗装をした色とがあります。
元々の素材の色を活かした色は、下記の3色。
・レンガ
・チャコールグレー
・ダンボール

これらの色は、原板の色にコート剤を掛けた状態になっています。
そして、その原板の色に塗装したものとして今回用意した色が下記のもの。
・レッド(原板はレンガ)
・グレー(原板はチャコールグレー)
・ソフトオレンジ(原板はダンボール)

それと、白い原板に白塗装をしたピュアホワイトの計7色で実験スタートです。

パスコ水滴実験01.jpg
それぞれのパスコの上に水滴を置いて様子を見ます。

パスコ水滴実験02.jpg
拡大するとこんな感じです。色はレッド。

パスコ水滴実験03.jpg
これを1時間放置します。

パスコ水滴実験04-1時間後.jpg
こちらが1時間後に水滴を拭き取ったものです。
(拭き取る前の画像も撮れば良かった...。
見た目には1時間前と全く変わらないので、端折ってしまいました。)
色はチャコールグレーです。拭いたばかりなので、若干染みた部分が濃く残っています。

パスコ水滴実験05-1時間後.jpg
こちらはダンボール。
染みた箇所はごく薄いです。

パスコ水滴実験06-1時間後.jpg
レンガです。
こちらもほとんどわからないくらいですね。

パスコ水滴実験07-1時間後.jpg
こちらはグレーです。
原板に塗装した色は、どれも拭き取ると染みた跡は全くありませんでした。
また、原板の色を活かした色でも、乾燥が進めば跡は残りませんでした。
水滴が付いたとしても、1時間くらいでしたら、表面には全く影響はありません。


その後、さっきとは別の位置に水滴を置いて、
翌朝どうなっているか経過を見てみました。
実験を開始したのは夕方5時、翌朝9時の時点でピュアホワイトを除いて、
全部が蒸発していました。
(ピュアホワイトも、その後1時間くらいして乾いていました)

パスコ水滴実験08-翌朝.jpg
チャコールグレー。
矢印の部分に沿って、丸く水滴の跡が残っています。

パスコ水滴実験09-翌朝.jpg
ダンボール色も、水滴の跡が丸く残っています。
画像ではわかりにくいですが、ごくごく少しですが盛り上がって、
その部分だけ手触りがざらざらします。

パスコ水滴実験10-翌朝.jpg
こちらはグレー。
こちらも跡は残っていますが、盛り上がった感じや手触りに変化はありません。
(他の塗装色も同様でした)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これらのことから、もし水回りでお使いになる場合、
短時間でしたら、水滴がついても特に問題はございません。
ただ、出来ればレンガやダンボール、チャコールグレーは避けて、
別の色になさった方がいいかと思います。


次回、ゴールデンウィーク明けには、
パスコ板を丸々水に浸けてみようと思います。

パスコのクッション材について
 

こんにちは~(´∀`)


なんだかすっかり暑くなって、あと1~2週間もすれば梅雨入りの時期でしょうか?
じめじめ、蒸し暑い季節がやってきますね。
しかし乾燥肌の私、梅雨時期は案外快適だったりします。
(もちろん蒸し暑さは感じますが)

さて、パスコクラブの方でもご案内しておりますが、
パスコを棚に入れて引き出しとしてお使いの場合、
箱を引き出す際に、箱の上の四隅についた金物のリベット(鋲)で棚を傷めてしまう恐れがあるため、
透明のクッション材をお付けして出荷しております。

クッション材は、お見積りやご注文の際に、
棚に入れて引き出しとしてお使いとわかる記述がある場合と、
高さが低めで引き出しとしてお使いだろうと推測出来る場合にお取り付けしております。
ご不要の場合は恐れ入りますが、お取り外しいただければと思います。
(シール状になっております)

通常、引き出しとしてお使いの場合のパスコのワイドサイズは、
棚の内寸から10mm小さいサイズを推奨しておりますが、
クッション材があってもマイナス10mmのままで問題ございません。
※棚の1枠に対して、2台以上引き出しを入れられる場合はご相談くださいませ。
(少しだけ、箱のサイズを小さくしていただく必要がございます)

クッション材画像は下記のようなものとなります。

パスコクッション材画像横.jpg

パスコクッション材画像.jpg

社内でも、クッション材をつけてパスコを何度も押したり引いたり、
定規で(なぜに定規...?)ガンガンつついてみたりしましたが、
なかなかの接着力で剥がれませんでした。

そうそう、あのクッション材、正式名称は不明ですが、
以前パスコをご注文いただいたお客様とのメールのやり取りの中で、
ご自宅の工事に入った大工さんが「涙目」と呼んでいたそうです。
業界の通称なんでしょうが、なんだかかわいらしい呼び名ですよね(´ω`*)

パスコのお見積り依頼の際に、「パスコをどのように使いますか?」とお伺いする項目がございますので、
引き出しとしてお使いの際は、そちらにその旨ご入力をいただければと思います。
意外と空欄の方が多いですが、用途をご入力いただけましたら、
一番最適な仕様をご提案することも可能ですので、どんどんお教えください(´∀`)

パスコ水没実験
 

こんにちは~(´∀`)

関東も今日から梅雨入りだそうですね。
例年より10日早いんだとか。
確かに梅雨は少なくとも6月に入ってからってイメージですよね。
5月に梅雨入りって早いわ。

さて!
ゴールデンウィーク前にやった、パスコの水滴実験ですが、
今度はパスコをどっぷり水に浸けてみました。
お使いのパスコに水がかかってしまうことはあっても、
どっぷり水に浸かってしまうことはまずないかと思いますので、
そこまでする必要があるのかどうかというのは置いといて、
(多分ないんでしょうけど...)こんな感じになりました。


水に浸かったパスコ.jpg
前回に引き続き受難のパスコたち...

こちらを1時間半浸けてみました。
30分でもなく1時間でもなく1時間半浸けた理由は、
電話に出ていて気付いたら1時間をかなり過ぎていたから、というそれだけです。

で、その1時間半後パスコたちは、こんな感じになっておりました。

ソフトオレンジ.jpg
ソフトオレンジです。
周囲から水が入り込んで、中央よりどす黒くなっています。
右側のフチがの方がわかりやすいですかね。
レッド、グレーも多少の違いはあれ同じ状態でした。

しかし一番顕著だったのは、
ピュアホワイト.jpg
ピュアホワイトでした。
他の色に比べて、一番反りが大きくて、
水の浸み込みも一番大きかったと思います。
これはちょっと意外。
地が白のピュアホワイトなどは、他の色に比べて裁断するのにかなりの力がいるので、
なんとなく頑丈なイメージがあったのですが、水の浸み具合とは比例しないんですね。

ホワイトフチ周り.jpg
浸みた部分がかなり盛り上がっています。

レンガ厚み比較.jpg
こちらは材そのものの色を活かしたレンガ。
他の色に比べて色の塗装がないので(コート材だけです)、均等に膨れています。
上は通常のパスコで、下が水に浸けたパスコです。

しかし、週明けに改めてパスコを見てみましたが、
どれもほとんど元の状態に戻っていました。

レンガその後.jpg
反りはそのままですが、厚みは元通りです。
下が水に浸けたパスコですが、厚みだけを見るとどちらかわからないくらい。

ソフトオレンジホワイト.jpg
こちらも表面は元通り。
ピュアホワイトは反りが残りましたが、
手で触っても、段差はありません。
これには私もびっくりしました。

ここまで大げさな実験をしてみてわかったことは、
パスコが水をかぶっても、慌てず騒がず乾いた布などで拭き取れば問題なし、ということですね。

みなさんのパスコライフに少しでもお役に立ちますように(´∀`)


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